ハイフィールド行政書士法人の方波見です。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、当法人では「産業廃棄物処理施設」設置許可申請に関しても多くかかわらせて頂いております。
産業廃棄物処理施設の手続きを専門とする行政書士は全国的に見ても決して多くはないのですが、私の場合は開業後すぐにそのきっかけを得ることができました。
その経験が私に大きな影響を与え、今に至ります。
とは言え、その産業廃棄物処理施設の事業内容詳細をつぶさに公にすることは「守秘義務」に反しますので、事業内容とは別の部分についてお話ししようと思います。むしろその部分が私にとっておおきいですし。
行政書士事務所を開業して半年ほど経過した頃、お世話になっていた他士業の先生からご紹介いただいたとある社長さんの会社で、私は許認可業務にかかわっていました。開業して半年ですから、比較的定型的な業務でしたが行政に確認したり法律や規則を確認したりしながらなんとか進めていたんですね。
そうした中、自社の産業廃棄物処理施設の許可手続きが必要な事態が発生し、しかも緊急。
「あなた産廃の許可できますか?しかも緊急」
お声がけを頂いて、若干戸惑いました。開業半年の行政書士ができる業務ではない。
断ろうとしたのと同時に社長から言葉をかけられました。
「開業したばかりなのは知っているし、産業廃棄物処理施設の手続きはこれまで自社でやっていたので難しさを知っている。とはいえその担当者はもういないし、今回は急ぎ。これまでうちの許認可を一生懸命やってくれている。仕事ぶりは分かっているつもりだから、やってもらえないか?」
これから自分の才覚で事務所を経営しなければならない立場。
難しい仕事だからと避けていたら経営なんてできないし、お前それでいいの?軌道に乗せないと家族食わせられないんじゃないの?と私の中の人格が問いかけてきました。
受けますよね。
しかも開業半年の行政書士にそんな声をかけてくれる社長なんていないでしょう。
とは言え、産廃中間処理施設です。
不眠不休で現状把握と必要な手続きが何かを調べる日々が始まりました。
行政書士歴10年。建設、産廃、医療等あらゆる許認可に対応する「企業法務専門の行政書士法人」として活動している。
対応可能許認可は宮城県内でトップクラス。顧問契約で許認可管理も行う。行政書士会や企業等で許認可に関する講演・セミナー実績あり。
独立開業した個人事業主、新規設立の法人から全国に支店を持つ法人まで、許認可の管理の依頼を頂いている。
【保有資格】行政書士、宅地建物取引士(登録済)、経営革新等支援機関
経済産業省認定経営革新等支援機関として企業の資金繰りをサポートするほか、不動産業(T&K不動産)にて事業用地の仲介も行う。
許認可という企業の生命線をしっかり管理しながら、資金繰りと事業用地という経営の土台も支える行政書士として日々研鑽を行う。