まずは行政書士登録を終わらせて開業です。
もちろん自宅開業でしたし、言ってみれば「カウントダウン」つきの行政書士開業ですよね。
子供2人も幼かったので、収入は私の行政書士業務だけです。それになぜか私の意地といいますか、「しばらく仕事がなくても共働きすればいいか」という選択肢は皆無だったんです。
もちろんたまに聞く「太い実家」なんてない。母子家庭でその日をサバイバルしてきた家庭ですからね(笑)
軍資金はサラリーマンのなけなしの退職金100万程度、(学資保険みたいなもんじゃんか!)だからアルバイトですね。それでも食えなければアルバイト掛け持ちするつもりでした。
その辺までは覚えているのですが、そこから開業2年目くらいまで本当に記憶が断片的なんですよね。
もちろん対応させて頂いた業務は覚えています。
その一方でどうやって食いつないだかの記憶が曖昧。
生命保険を解約した記憶はあります。
同業者に野球に誘われて、ビールを買う金がなかったことも覚えています。
全身蕁麻疹になって動けなくなったことも覚えています。
外食なんてずっとできなかったことも覚えています。
そういった断片的な記憶はあるのですが、どうやって食いつないだのかの記憶がありません。
間違いなく私にとって思いだしたくない。二度と経験したくない出来事のオンパレードだったのだと思います。
それから10年。
皆さんのおかげで、何とか行政書士として活動できています。
ありがとうございます。