行政書士の方波見です。
茨城県民としてのっけから普段どおりの言葉使いでいっちゃいましたが、そう。反面教師的なことを少々。
おそらく行政書士に限らずサービス業として活動している以上は重要だと思いますよ。
いわゆる「小出し」「二度手間」についてです。
私の業務で言うと「産業廃棄物処理施設設置許可」手続きがそうなんですが、申請が長期かつ複数回必要な場合、資料も膨大になりますから役所から「もっとここのこの辺が知りたい」という「補正」指示が来ます。私に。
電話だったりメールだったり文書だったりします。ケースバイケース。
こちらとしてはできるだけ最小限で済ませて頂きたい。
別に書類を出したくないというような都合のいいことを言っている訳ではなく、出すなら出すで「一回で」指示してもらいたい、ということ。お客様に迷惑がかかります。
もちろんABCという書類を提出させた結果、初めてDという書類も必要であるということが分かる。こういう場合もあります。
Dという書類を提出させたらEとFという書類も確認しなければならない、これもあり得ます。
これらはやむを得ないです。その書類を見なければ分かりませんからね。
一方、ABCという書類を提出させる。そのあとまたDFという書類も提出させる。ところがこのDFはABCとは関連性が無く、ABCを提出させる時点でそもそも提出を指示できたものだった。この場合は怠慢以外のなにものでもありません。
私がこの対応をお客様にしたら、お客様間違いなく怒りますよ。「二度手間だろうがよ」と。当たり前ですよね。
独立して初めて建設業許可を扱った際、一番注意したのはここでした。
知識云々より、必要書類をリスト化して「これとこれとこれを案内しなくちゃ」「今の時点で・・のケースも考えられるのでこれも準備しておかなくちゃ」といかに漏れなく書類を案内するか、そこに心を砕いていた気がします。
動脈硬化を起こした組織のなれの果てですね(笑)せめてお客さんの事業に支障を及ぼさないでもらいたい。
反面教師。大事ですね。