行政書士の方波見です。
経団連会長が「終身雇用はもうムリー」的発言をして物議を醸しているようですが、実際そうなんじゃないでしょうか。
私自身転職経験もありますし、今の職業も3つめですからね。38までサラリーマンでいてそこから個人事業初めて法人化もしてますし。
確かに私が新卒で就職した頃は「終身雇用」だったと思います。私も最初の会社に一生勤めると思っていまいたから。
そもそも士業自体、学校卒業後に最初から資格を持っていて独立してそこから一貫しているという人自体が少数なわけで、私みたいに会社員の間に資格を取って他の事務所で職員として修業して独立してみたりアルバイトしながら資格とって独立してみたりというパターンが大多数でしょうから必然的に複数の会社に勤めている場合が多いです。
士業事務所職員をみてももちろん大規模事務所では新卒という場合もありますが、大多数は何らかの職務経験を持っている方が多い。要は中途採用ですね。
私の周囲を見るとむしろ生涯1つの会社に勤めている人自体が少ないです。あ、申請先の役所があるか(笑)
結局その時代の情勢によって雇用形態も変わってきますしそれに応じて人間の勤労に対する考え方も変わってきますので、発言1つに噛みついてもしょうがないんですよね。
職場を何回変わってもそれが自分のスキルアップに繋がって結果もそれについてくるのであれば全く問題ないですし。
私自身会社を辞める際には自分でも迷いましたし同僚からも憐みの目(笑)で見られましたし、そもそも会社勤めの選択を捨てる際も自分自身で悩みましたが今はそれでよかった、もっと早く決断していればよかったと確信しています。
その変わり収入が保証されていない(厳密に言えば会社に勤めているからと言って必ずしも「収入が保証されている」わけではないですね。会社自体が倒産したらアウトですしだからこそ終身雇用が終わった発言なんですが)病に侵されて朝3時に起きますけど。
結局のところ一生は1回ということです。自分の考えを持って選択した結果であれば、一生一つの会社に勤めようが転職しようが独立開業しようがいいんじゃないかと。
私がエラそうにいうことでもないのですが、行政書士をやってみたいと思うのであればやってみればいいんだと思います。
世にいう「行政書士は食えない」というのは別に何の仕事でも同じで、仕事とれなければ誰も食えませんから。