そんなこんなで2つめの就職。
それまでの信販会社とは異なり、純粋な「貸金業」です。いわゆる事業者向け金融・・・「商工ローン」ですね。
信販会社とは「モノ」が介在した貸金業と言えば分かり易いかも知れません。自動車のオートローンなんかがそうです。なので「モノ」自体に欠陥があるとれっきとした法的権利があって支払いを拒絶することも可能。
一方「商工ローン」は純粋な貸金業ですから極めて分かり易い。
私が入った会社は他者とは一線を画した特徴がありました。
法務部員すなわち回収部隊が司法試験その他の法的試験を受けることを推奨していたのです。実際に弁護士になった方が何人もいます。私自身は学歴論者ではないのですが恐ろしくなるような学歴の方々が在籍していました。
そんな法務部ですから訴訟の立ち回りも地裁・高裁というような弁護士でないと対応できない場合を除き、簡裁レベルでは全て自分たちで行います。
訴状作成から準備書面作成、出廷から証人尋問まですべて。
そういう環境で法的な考え方を勉強し、弁護士ではなく「行政書士」試験をとりました。そう、仕事の合間に堂々と。
環境に恵まれていたと言えます。「勉強しないといけないんで帰ります」なんて普通言えないですからね。
そうやって資格をとり、今があります。
連休合間の2日間、やること満載ですが充実しています。
しっかり働いてしっかり休んで、また頑張っていきたいと思います。