行政書士の方波見です。
先日大先輩の結婚式に出席させて頂いた際に、そのまた大先輩がスピーチをされていたのですが、その際、士業にとって「知識は財産」であり我々士業は常に財産たる知識を得ていかなければならないという話がありました。
確かに建設業許可の相談ひとつをとっても「許可」そのものの相談は当然として例えば適切な請負契約の結び方や技術者の配置など、相談頂く内容は多岐にわたります。
それに対して一般的な知識は無論のこと専門家としては当然専門知識を持っていなければならない訳ですし的確に回答できなければなりません。場合によっては法律や運用を改めて調べ直して回答する必要もあります。
まさに知識は財産であり我々の「商品」と言っても過言ではない。
だからこそ「相談料」という売上が成り立つわけです。
もちろん「ご依頼頂いた場合は無料」「初回相談は無料」というようなケースもありますが、「相談」という独立した単独の業務が実際に成り立ちますし、私の事務所でも「相談のみ」という業務もあります。そういった場合には事前に相談内容を教えて頂いて、面談当日はひとつの商品としてご提供させて頂くことになります。
さて、相談業務はそういった感じですが、今でも私の前の職場関係の方から連絡を頂く場合があります。
その際にたまにあるのが「タダで教えて欲しいんだけど」という話。
実際に過去あったのが打合せの合間に何度も事務所に電話があり何事かと思って時間をやりくりして電話してみたところ、よお久しぶりあの頃は楽しかった懐かしいという話のあと結論としては「悪いけどタダで教えて貰える?」という依頼。
そうハッキリ言われると教えないわけにはいきませんが、うーん、申し訳ないけど優先順位は限りなくあとになってしまいますね・・・。
同業同士、他士業同士での「教えて下さい!」もありますがそこは分からない時はお互い様という信頼関係で成り立ってますし業務なら尚更。
情報提供のお返しに今の会社の人事異動の話をされても私もういないんで笑
自分の財産である知識を提供するわけですし場合によっては調査しなければならないので、そこは絶対的にビジネスとしてご相談頂いているお客様優先です。