行政書士の方波見です。
昨日は行政書士会の某支部で建設業許可申請に関する研修講師をつとめてきました。
先月も産業廃棄物収集運搬業の積替え保管施設に関する研修をしてきたばかりで、顔だけ厳つくても業界経験的にはハナタレの私が行政書士の根幹業務に関する研修を立て続けに行うという外から見れば調子こいて見えても自分自身は痩せる思いの状況を何とか切り抜けてきました。
なぜこんな行政書士でもなければ見ようともしなそうなことを書くかと言いますと、久々ブログのネタができたからというのが1つと、真面目なもう1つは「聞く人」の属性によっても緊張度合いが異なるということです。
職業柄、例えば産業廃棄物や補助金に関する講習・セミナーを顧問先様等で行うことは結構あります。
もちろん最初は緊張しましたが、人間は慣れるものなので最近はきちんと話す内容などのブレずに自らのペースで話せるようにはなっています。たぶん。
ところが同じ行政書士相手となるとまた別の緊張度合いが出てきます。
人を相手に話すことそれ自体は全く問題ないのですが、同じ行政書士相手となると聞く目的がそれぞれ異なってきます。
1.行政書士登録したばかりなので業務の一般知識として知っておきたい
2.例えば建設業の業務経験はないが何らかの経緯で受任してしまい、すぐに知識を得たい
3.すでに経験はあるが、今以上の知識を得たい
限られた時間内で建設業許可の話をしなければならない中で、これらを考えなければなりません。
エンドレスで実務上級編みたいな話をしても「1」の方は速攻ラリホーがかかった状況になりますし、かといって初心者編をエンドレスで行うと「3」の方は何のために来たんだという話です。
確かに募集段階で「研修内容はこんなのだ!」と周知はされるのでおおよその予測をつけてからの出席となるのですが、だからと言って今回は100%初心者!(逆も然り」となるわけではないのでこの辺のバランスは難しいなと。
経験しながら習得していくしかないですね。