少し前に映画で「ハゲタカ」が上映されました。
いわゆる「ハゲタカファンド」を題材にしたもので、民放で確か6回シリーズで放映されたドラマの続編です。
その中で日本の代表的自動車メーカーにTOBを仕掛けた中国の赤いハゲタカ、劉一華のセリフで次のようなセリフがありました。
「地獄だよ。日本は。ぬるま湯の地獄。」
当時見ていたときは特に気にも留めませんでしたが、今になって痛感しているセリフです。
平成25年に独立して現在5年目。こんなに過ぎるのが速く、かつ濃い日々を過ごしたことは今までありませんでした。
行政書士という肩書ではありますが、要は個人事業主なわけで、常に仕事が無くなる恐怖、すべて自分の責任で重要な依頼を同時並行で処理する重圧感に文字通り24時間晒されているわけです。
これに対して事務所を大きくしたい、今よりもっと上昇したい、経営者の役に立ちたいという気持ちがあるから、重圧にも耐えられる、という心理状態。ぬるま湯どころか釜茹でにされている気分です。
そうは言っても、規模はどうあれ、釜茹での心境でなければ成長が止まってしまうのではないでしょうか。
ぬるま湯では決して成長しない。
かつての自分がそうでした。
会社員だった20代の頃、給料が貰えることが当たり前と思っていましたし、少しでも楽なほうへ楽なほうへ、と流れていっていました。言ってみれば「ぶったるんでいました。申し訳ありません。」ということです。
仕事終わらなきゃ残業すればいいや。残業すれば残業代出るからいいや。という気持ちがあったことは事実です。
今思えば仕事中にべらべらアホみたいに喋っていたこともありました。残業時間中に。
私はこれから雇用する立場にありますが、果たしてだらだら残業して無駄話しているような人を雇用するでしょうか。当然「否」です。(もちろんお通夜みたいに仕事しろという訳ではありません。コミュニケーションは必要なわけで・・・)
そう言った意味では、間違いなく私も相当な時間「ぬるま湯」に浸かっていました。
おそらく人はいくつになっても成長できるはずです。
敢えて釜茹での刑に服しながら、死ぬまで自分を成長させて生き続けたいと考えています。
今日は土曜にでしたが、夕方からは久々自由な時間に充て、寝転がって漫画読んでいました。
いいリフレッシュになりました。明日からまた釜茹でです(笑)