ハイフィールド行政書士法人の方波見です。
私自身現実の世界の世界で洗礼を受けた「行政書士は食えない論」。
X(旧Twitter)等でも定期的に話題に上る行政書士界隈で最もトレンドなこの論争ですが、果たして事実なのかという話です。
私も単なるイチ行政書士に過ぎないので正解なんて分かりません。
ただ、私自身の経験(行政書士歴10年)から言わせて貰えば、「食えるし、それは自身のやり方次第」というところだと思っています。
そりゃそうじゃないですか?
「行政書士」は世間にあまた存在する職業のうちのひとつにすぎないわけで、その職に就くためには確かに「資格試験」を突破する必要がある点では違いはあれど、司法試験等と比較すればそう難易度が高いわけでもなく、世間で独立開業している人々と違いはないはずです。
統計なんて見たこともないしそんな暇もないですが、実際に行政書士事務所を経営している人が数多くいるんですから結論としては食えますよね、という話。
あとはその人が自分自身の目的を目指して、それに向けて行動するだけじゃないでしょうか。
目指すところが自分1人の体制の事務所なのか、自分と補助者1人なのか2人なのか、もう一人資格者を入れて補助者を数人とするのか、全体で5名、10名、それとも20名、もっと拡大して50とか100を目指す?
そうなると目指す規模次第で「食える」と言えるラインが決まってきますし、それに向けた行動が必要になってきます。
確かに行政書士は業界規模としては士業の中でも小さいのかも知れない。
それが怖いならやらなければいいし上位資格的な考えがあるならそれを目指せばいい。
あ、忘れていました。「私自身も洗礼を受けた『行政書士は食えない論』」で始まりましたよね。
私自身は16年間サラリーマンを経験して行政書士で独立開業したんですよ。
それで退職する際に当時の同僚や上司にひとりづつ挨拶していく中で、とある上司から
「行政書士?ああ、あの食えない資格ね。よくやるよな」
とのお言葉を頂いたんですね。
いやいやオメ―ずっとサラリーマンなのに何なんだよその上から発言wwwと当時思っていましたが、恥ずかしながら初年度食えませんでしたが(結局食えなかったんかい)
それでがむしゃらにやって今があると。
まあそれで印象が残っていて、どうも業界の中でも「食える・食えない」という話題が定期に騒がれるなと。
実際私自身、今も毎日が不安だしいつ仕事が途切れるか分からなくて恐れおののいています。
資格を持っているから独立しなきゃならない義務はないので、食えないのが怖いならやらない。
挑戦して達成感を味わいたいならやればいい。その代わり自己責任。
思いは熱く。「戦う前に負けること考えるヤツいるかよ!!!!!」と思いながらもどこか冷静に考えて、営業手法、一定期間収入がないと仮定した場合の資金調達に頭を巡らす。
結論としてはそんな話だと思います。
そんな感じじゃないでしょうか。